#NACCS との連携
「NACCS(Nippon Automated Cargo and Port Consolidated System)」(以下、NACCS)は、入出港する船舶・航空機及び輸出入される貨物について、税関その他の関係行政機関に対する手続及び関連する民間業務をオンラインで処理するシステムです。
NACCS との連携の目的
NACCS との連携の目的は、以下2点になります。
NACCS に蓄積されたデータをサイバーポートに連携することで、NACCS の持つデータを流用し、サイバーポートでの業務に利用する。
サイバーポートに蓄積されたデータを NACCS に連携することで、サイバーポートの持つデータを流用し、NACCS 業務/諸手続きのためのデータ入力補助を実現する。
NACCS との連携方式
サイバーポートの NACCS 連携機能を用いた NACCS との直接連携
サイバーポートから NACCS 連携用テキストファイルを入出力し、netNACCS と連携
サイバーポートの NACCS 連携機能を利用した方法
サイバーポートの NACCS 連携機能を用いた NACCS との直接連携のイメージは以下の通りです。
【利用対象者】
本機能は、以下の事業者が利用対象者となります。
荷主、海貨業者、国際フォワーダー/NVOCC、通関業者、倉庫業者 等
特に、netNACCS 等を用いて NACCS に手入力で手続・照会している事業者
【利用可能な業務コード】
国際海上コンテナ物流に関する通関関係手続を中心に、NACCS の82業務コードを Cyber Port のブラウザ画面上から行うことができます。具体の業務コードは「操作マニュアル(利用者向け)」をご参照ください。
業務コードは以下の条件で選定しております。
利用されている数が多い
上記の利用対象者が利用メリットを享受しやすい
【利用にあたって】
サイバーポート上から NACCS に手続(照会)を行う各事業者の管理者は、サイバーポートの管理者メニューから、NACCS の利用者情報を登録し、自社の利用者に紐付けを行う必要があります。
ただし、NACCS に送信する前の手続(照会)用帳票の作成/更新のみであれば、利用者情報の登録は不要です。
サイバーポートの利用者に紐づける用の NACCS の利用者情報は、輸出入・港湾関連情報処理センター(株)に申請を行い、取得してください。※2
当機能を利用して NACCS の手続き・照会を行う場合、NACCS利用規定に従い、輸出入・港湾関連情報処理センター(株)より直接課金されます。※1※2
※1 利用者情報とは、① 利用者コード、②SMTP 用識別番号、③ パスワードになります。これらは当機能を用いて、NACCS に送信する際に必要となります。
※2 サイバーポートは無償で利用できます。NACCS に手続・照会を行う場合、サイバーポートからは課金されません。
【留意事項】
サイバーポートより送受信されるNACCS利用者の電文については、サイバーポートからNACCSに到達したことをもって申請等が行われたこととなります。また、NACCSからサイバーポートに到達したことをもって処分通知等が行われたこととなります。利用者はこれを認識し利用してください。
サイバーポートから NACCS に電文を送信した際の NACCS からの出力情報電文は、一部業務コード及び出力情報においては、サイバーポート上で参照できない電文があります。
WEB 画面での操作方法は、「操作マニュアル(利用者向け)の NACCS」を参照
netNACCS を利用した方法
サイバーポートまたは netNACCS に連携データファイルを取込むことで、連携データを画面にセットします。 この時点ではデータは保存されていないため、画面で追記・編集完了後にデータ保存操作を行います。
< NACCS 連携の種類>
種類 | 説明 |
---|---|
NACCS からサイバーポートへの連携 | netNACCS の「外部ファイル保存機能」を利用して上り電文ファイルを出力します。netNACCS から出力した上り電文ファイルをサイバーポートへ取込みます。 |
サイバーポートから NACCS への連携 | サイバーポートから NACCS 連携ファイルを出力します。netNACCS の「外部ファイル取込み機能」で NACCS 連携ファイルを選択します。取込んだ NACCS 連携ファイルのデータが netNACCS 画面の項目にセットされます。 |
< NACCS ⇒ サイバーポート>
<サイバーポート ⇒ NACCS >
WEB 画面での操作方法は、操作マニュアル(利用者向け)の 「netNACCS ファイル取込」/「netNACCS ファイル出力」を参照