取引関係先を追加する

サイバーポートにおける情報連携は取引内で行われるため、情報連携したい相手を取引に参加させる必要があります。取引には、組織・事業種別の単位で参加するため、以下の図のように、組織と事業種別を指定する必要があります。

<取引関係先の登録イメージ>

上記の図では、株 ○○ 海運の「輸出事業部」・「海貨」が、株 ×× 倉庫の「倉庫事業部」・「倉庫」を取引に追加しています。

取引関係先の登録手順

サイバーポートにて、取引関係先を登録する手順は以下の通りです。

WEB 画面での操作方法は、「操作マニュアル(利用者向け)の 取引のパートナー」を参照

<取引関係先の登録手順>

No. 手順   説明
組織の検索 取引に参加させたい組織の検索を行います。
詳細は「組織の検索」をご参照ください。
取引関係先の設定 取引関係先の帳票アクセス権限や、公開/非公開の設定を行います。
詳細は「取引関係先の設定」をご参照ください。
取引関係先の登録 No.2で設定した内容で、当該取引に取引関係先を登録します。

※ 上記手順で登録した取引関係先は、自身が参加させた組織のみ、編集・削除が可能です。
※ 登録した取引関係先は、「過去に追加したことのある会社・組織」として 次回から簡単に検索することができます。

運用ルール

  • 取引に関係のない組織は取引に参加させないでください。

  • 取引関係先に変更があった場合、すぐに最新化してください。

  • 取引関係先の登録に係るルールは、関係者間で取り決めを行う必要があります。

組織の検索

取引関係先として登録したい相手の組織を検索することができます。
検索結果には、組織マスタにて「名称での検索を許可する」と設定された組織のみ表示されます。
「名称での検索を許可しない」と設定された組織は、検索方法「(3)組織 ID を指定して検索する」で、組織 ID が一致した場合のみ表示されます。

WEB 画面での操作方法は、「操作マニュアル(利用者向け)の 取引のパートナー」を参照

【検索方法】

検索方法は、以下の3つから選択します。

  1. 過去に追加した会社・組織から検索する。

    過去に追加したことのある会社・組織から、取引関係先を検索します。
    過去に取引関係先として追加したことのある会社・組織は履歴として自動登録されています。ここではその履歴登録から検索されます。

  2. 全ての会社・組織から検索する。

    サイバーポートに登録されている全ての会社・組織から、取引関係先を検索します。

  3. 組織 ID を指定して検索する。

    組織 ID による完全一致検索ができます。
    組織マスタで「名称での検索を許可しない」と設定された組織を検索することが可能です。

取引関係先の設定

取引関係先を登録する際には、以下の情報を設定します。

WEB 画面での操作方法は、「操作マニュアル(利用者向け)の 取引のパートナー」を参照

<取引関係先登録時の設定項目>

No. 項目 説明
取引管理番号 取引関係先を登録する取引の取引管理番号を指定します。
招待元の組織・事業種別の情報 招待元となる組織・事業種別を設定します。
組織・事業種別の兼務をしておらず、利用者情報のみで一意に特定できる場合でも、必ず指定し、設定する必要があります。
また、取引関係先は、招待元である組織・事業種別でのみ削除が可能です。
取引に参加させる組織・事業種別 取引に参加させる組織・事業種別を設定します。
取引に参加させる組織の公開/非公開 取引に参加させる組織の公開/非公開を設定します。
公開/非公開については、「取引関係先の公開/非公開」をご参照ください。
取引に参加させる組織の帳票アクセス権限 取引に参加させる組織の帳票アクセス権限を設定します。
帳票アクセス権限については、「取引における帳票アクセス権限について」をご参照ください。

運用ルール

  • 取引に参加させる組織の帳票アクセス権限は、取引・組織毎に適切な権限で設定してください。

取引関係先の公開/非公開

取引関係先の中で、下請けにあたる事業者を他の取引関係先に公開したくない場合、取引関係先を非公開組織として登録することができます。

<取引関係先の公開/非公開のイメージ図>

なお非公開として取引関係先を招待する際には、招待元組織の事業種別により、招待可能な事業種別を制限しています。基本的な考え方は以下のとおり。

  • 招待元の事業種別よりも広範囲の帳票アクセス権限を持つ事業種別を非公開で招待することはできない。

  • 荷主を非公開で招待することは不可とする。

例) 輸出における非公開組織として追加可能な事業種別の一部抜粋

非公開組織は、取引に参加していることが他の取引関係先から認識されないよう、以下の制御がされます。

  • 取引関係先として表示されない(例外として招待元組織および非公開組織から招待された組織からは見えます)

  • 非公開組織の操作はすべて招待元組織の操作として通知される

<非公開組織の他取引関係先からの見え方>

運用ルール

  • 非公開として参加させる機能は、下請けにあたる事業者を他の取引関係先に公開したくない場合のみ使用することを前提にしております。本目的以外の用途での使用はしないでください。

取引における帳票アクセス権限について

サイバーポートでは、取引における帳票アクセス権限を以下の3種類と定義しています。
帳票アクセス権限は、事業種別により初期値および設定可能な上限値が決定します。
(各事業種別の帳票アクセス権限の初期値は、「操作マニュアル(利用者向け)の 帳票一覧」に記載しています。)
取引関係先の追加時、当該取引関係先の帳票アクセス権限をカスタマイズすることができます。

<帳票アクセス権限>

アクセス権限 意味    説明    
ReadWrite 参照/更新可  帳票の参照、作成、編集、削除 が可能です。  
Read 参照のみ可  帳票の参照のみ可能です。     
- アクセス不可  帳票を参照できません。また、帳票が存在することも分かりません。

<例:事業種別ごとの帳票アクセス権限 ※>

事業種別  帳票A    帳票B 帳票C ・・・  
外航船社  ReadWrite - (権限なし)  Read ・・・
・・・   ・・・    ・・・    ・・・ ・・・
陸運業者  - (権限なし) ReadWrite    Read ・・・
・・・   ・・・   ・・・     ・・・ ・・・
海貨業者  Read ReadWrite    ReadWrite ・・・
・・・   ・・・    ・・・    ・・・ ・・・

※ 例であり、実際の帳票アクセス権限とは異なります。

  • 取引における作成可能な帳票とそのアクセス権限は、取引作成時に選択した業務パターン(輸出/輸入など)により異なります。

  • 取引における帳票アクセス権限のカスタマイズは、取引に対して組織を参加させる際に設定できます。

    また、自身が招待した組織の権限は随時変更できます。
    ただし 『事業種別により決まったアクセス権限より、弱い権限への変更のみ可能』 となります。

<例:事業種別 xx業者を参加させる場合のアクセス権限のカスタマイズ>

  • カスタマイズした帳票アクセス権限は、その取引に対してのみ有効です。

運用ルール

  • 取引に新しい組織を参加させる際、当該取引で利用しない帳票に対してはアクセス権限を制限するなどして、必要な情報のみ関係者と共有するようにしてください。